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(a)キオスク端末の利点

○ 利用者の直接のコスト負担がない

インターネットやISDN回線等の高度デジタル通信網を利用した手続き等と比較すれば、利用者側はシステムに対する設備投資を行う必要がなく、公共施設等に行けば自由に端末を使用できる(自動交付機等は手数料が必要)点で手軽といえる。

○ 初心者でも使用できるインタフェース

キオスク端末は、申請手続き専用に開発されており、大きな字体による表示、タッチパネル方式等、初心者でも使用しやすいように配慮されているため、コンピュータ(特にキーボード操作)になれていない市民でも簡単に使用できる。

○ 高度なサービスメニュー

住民票の写し、印鑑登録証明書の自動交付機のように、専用に開発されたキオスク端末は、電子印章を含め、高度なサービスを組み込むことが可能である。

○ 高度な安全性

キオスク端末の多くは公共施設内の端末とセンターとを専用回線やISDN回線等で直接接続する形態である。このため、第三者が不正アクセスするためには、公共施設と電話局間の回線を切断し通信データを取り出したり、施設に侵入し通信機材を操作する等、通行人や設備管理者のいる場所で物理的な作業を行う必要がある。ネットワークを介した不正アクセスは、遠隔から姿を見られずに行える点が不正アクセスを行う側の利点であり、このように人のいる場所で物理的な作業を行なう必要があるようなシステムは、不正アクセスを行う者にとってリスクが大きい。

また、住民票の写しの自動交付機のように、本人確認用のカードを使用しているシステムでも、カードを偽造したり、拾得した認証カードを利用し、当該人物の誕生日や電話番号、氏名のローマ字等によりパスワードを破り不正使用する危険性はあるが、キオスク端末は公共施設内に設置されている場合が多く、何度もパスワードを試している様子がその施設の職員や利用者に見られることになるため、上記と同様、不正使用者にとってリスクが大きい。

このように、キオスク端末を使用したシステムは、不正アクセスや不正使用を行う側にとってリスクが高く、言い換えれば不正を行う者を発見しやすいという点で安全性が高いといえる。

 

 

 

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